夏
2006年 08月 04日
東京の夏は
キナ臭い
国粋主義の
おだやかな
風の中に
素敵な詩と
ばからしい
喧噪に囲まれて
暑い日を
奏でている
その先の日本の
素敵な詩を
失いかけている中で
世界のあちこちの
柔らかい全体主義の影に
愛国主義の
幻想に囲まれて
人間の尊厳を
いつのまにか
失いかける
自分よりも
大切なものを
見つけられずに
自分よりも
大切なものが
そばにあるのに
信じて守ることができずに
現実の重さの中に
つぶされそうになる
先の見えない
道の中で
その先の
不確定の
刹那の中に
信じる心を
失いそうになる
今ある
確かな物を
大切に守る
大切に創りだす
勇気を
失いそうになる
前をむく
勇気を
失いそうになる
僕は今
何を見ればいいのか
僕は今
誰に心を開けばいいのか
ぎりぎりの
心の中で
必死に出てきた言葉
『僕にはまだ
大切にするものがある』
さあ
一歩前へ踏み出そう
さあ
一歩前へ踏み出そう
自分を大地にして
大切にするものを
守っていこう
切り開いていこう
小さな一歩
先の見えない一歩でも
まだ見ぬ
その先に道へ
一歩踏み出していこう
そう思った
東京の夏は
いつのまにか
暑い炎を奏でていた
まだ暑い
僕の夏を
僕は知らない
キナ臭い
国粋主義の
おだやかな
風の中に
素敵な詩と
ばからしい
喧噪に囲まれて
暑い日を
奏でている
その先の日本の
素敵な詩を
失いかけている中で
世界のあちこちの
柔らかい全体主義の影に
愛国主義の
幻想に囲まれて
人間の尊厳を
いつのまにか
失いかける
自分よりも
大切なものを
見つけられずに
自分よりも
大切なものが
そばにあるのに
信じて守ることができずに
現実の重さの中に
つぶされそうになる
先の見えない
道の中で
その先の
不確定の
刹那の中に
信じる心を
失いそうになる
今ある
確かな物を
大切に守る
大切に創りだす
勇気を
失いそうになる
前をむく
勇気を
失いそうになる
僕は今
何を見ればいいのか
僕は今
誰に心を開けばいいのか
ぎりぎりの
心の中で
必死に出てきた言葉
『僕にはまだ
大切にするものがある』
さあ
一歩前へ踏み出そう
さあ
一歩前へ踏み出そう
自分を大地にして
大切にするものを
守っていこう
切り開いていこう
小さな一歩
先の見えない一歩でも
まだ見ぬ
その先に道へ
一歩踏み出していこう
そう思った
東京の夏は
いつのまにか
暑い炎を奏でていた
まだ暑い
僕の夏を
僕は知らない
by toyatoyapoetry
| 2006-08-04 21:12