とおたんの詩のページです。


by toyatoyapoetry
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妙音

流れる時の中で
体の中はたくさんの死が繰り返されている
一粒の砂時計が落ちる時
体の中には無数の生死が繰り返される
でも僕らの心は
常にうごくこの器の中で
なにか変わらないものを求め
もがき苦しむ
無常であることが
変わらないことなのに
この体もこの心も
己を保つことにもがき苦しむ
他が捧げる祈り、滅していく行いにつながれて
何一つこの身にこの心に帰するものがなく
ただ一切を捧げていく行いの中に
他に捧げる祈り、滅していく行いにいかされて
常ならぬものに、常なる響きを響かせて
南無と響く
妙音を響かせて
生死の無常に
常なる妙音を響かせて
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by toyatoyapoetry | 2005-08-15 00:33

冬の景色

窓をのぞくと そこは真っ白な氷の世界
厳寒の北国でなくても 小さな優しいこおりたちは
冬のこの町をつつんでいる
妻は憂鬱な景色だという
私はなぜかとてもいとおしくみえる
星空の世界から
静かに静かにおりてくる
氷の精たち
君たちはいったいどこからきたのか
枯れ草の葉のすみまで
朽ち果てたいのちをやさしくつつむように
こおりたちは舞い降りた
窓のかたすみからのぞく木漏れ日が
そのこおりたちを
やさしく
やさしく
包み込んでいく
こおりたちが
やさしい愛につつまれながら
ふたたび大空のもうみえぬ星空のかなたへ
舞い戻っていく
そんな冬が
僕は大好きだ
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by toyatoyapoetry | 2005-08-07 23:04 | 季節