とおたんの詩のページです。


by toyatoyapoetry
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月影の
闇に開く
夜桜の
空の露に
浮かぶ夢かな
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by toyatoyapoetry | 2009-03-31 19:22 |

ある女の子がいた
その子はとても両親を
愛していた
彼女は病気になった
その病気は見えにくい
病気だったので
彼女の両親は
わからずに
彼女を見捨てた
心を固く閉ざし
門の扉に
鍵をかけた
彼女は懸命に
ドアをたたいた
けれども
帰ってくるのは
虚空に響く
むなしい音だけだった
ドアをたたかれた
両親は
彼女に言葉の暴力を
浴びせた
死んでしまえ
もっと病気が悪くなるがいい
彼女は理解できなかった
どんなに彼女は
言われても
それでも両親を
愛していた
言葉のナイフは
彼女の心を貫いたあと
彼女の手首を
切り裂いた
流れる血にも
彼女は理解しなかった
なんでこんなになったか
自分では知る由もなかった

僕は答えた
よく頑張ったね
君の病気が受け入れられなくて
固く心を閉ざしてしまって
少しでもノックすれば
存在を消そうかとするように
ひどい言葉をいってしまうんだよ
悲しい悲しい心の持ち主なんだよ
でもその悲しさをわかってあげて
君のその愛する気持ちと
ささやかな行いは
必ず天の神様が
みてらっしゃって
扉を開けるチャンスを
くれるから


春風のまだ冷たい
季節の境目
誰にも知られない
悲しい心の叫び
どうか
その悲しみに
祈りが通じることを
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by toyatoyapoetry | 2009-03-13 20:01 |